EBPM

EBPM (Evidence-Based Policy Making)は、政策決定において科学的根拠やデータを重視するアプローチです。

私たちは、大学、自治体、学会と連携しながら、国庫や地方自治体の予算を財源とし、先行研究に基づくプロジェクト開発から効果検証、そして政策提言までの一連のサイクルを重視しています。

私たちは総合診療医の養成に有効なプロジェクトを開発し、厳密な効果検証を行い、創出したエビデンスを国内で広く共有することで、地方自治体の政策改善に貢献することを目指しています。

国際学会での研究発表を通じて、世界共通の課題である総合診療医養成分野における知見の蓄積と共有に貢献していきます。

適応的課題を扱う

既存の総合診療医の養成や、その根幹である医学教育では、医学的知識と技術の能力開発、即ち学習者の技術的課題に焦点を当ててきました。

一方で海外の先行研究*では、成人発達学的な成長、即ち学習者の適応的課題にも焦点を当て、学習者が実存的変容や内的統合を経験する重要性が示されています。

私たちは総合診療領域に特化したコーチング、キャリア教育、リーダーシップ開発の技術と実績を活かし、技術的課題と適応的課題の双方を扱う国内初のスタディーツアーを開発し、提供してきます。

これは、医学が単なる技術に堕ちず、仁術であり続けるための挑戦です。

*Cohen-Katz, J. L., Miller, W. L., & Borkan, J. M. (2003). Building a culture of resident well-being: Creating self-reflection, community, & positive identity in family practice residency education. Families, Systems & Health, 21(3), 293-304.

Systems approach

システムアプローチ Systems approachは、総合診療 General Practiceの本質です。私たちは人だけでなく、組織や地域を一つのシステムとして診て、アプローチします。

私たちは、『医学部が医師を養成する』という常識を変え、『地域社会全体で医師(総合診療医)を養成する』文化の醸成に挑戦します。

都道府県単位で行政、大学、市中病院、高校、住民団体、NPOなど多様な人と組織をつなぎ、領域やセクターを越境して総合診療医養成のスタディーツアーを共創しています。ツアーを通して、普段は出会うことのない人々が立場を超えて偶然に居合わせ、対話し、共創する経験が、組織や地域に蓄積されていきます。

こうしたシステムアプローチを通じて、組織や地域の成熟を促し、ティール型組織や自立分散型社会を育んでいくことで、人が健康で幸せに暮らせる地域社会を実現していきます。